船橋今昔物語
当時から変わらない人が集う駅前 白黒写真からわかる時代の移り変わり
昭和33年10月3日撮影(写真提供:川守商店)
写真は、昭和33年(1958年)の国鉄船橋駅前の朝のラッシュ時の様子です。歩道はありますが、車道に人があふれています。大半がサラリーマン、女性や学生の姿も見えますね。電車の時間に間に合わせるためなのか、走っている人もいます。
左側にある「日蓮と蒙古大襲来」という看板が目立ちますが、これは同年10月1日に公開された映画作品です。昭和30年代は映画の絵看板が定番で、看板絵師は大忙しだったそうです。
駅周辺に百貨店などができるのはこれよりも10年後のこと。昭和33年は東京タワーが完成した年で、だれもががむしゃらに生き、必死になって働いていたころです。
現在の船橋駅前の様子からは当時の様子が想像できませんが、今も昔も絶えず賑わう商業や交通の要所なのは変わっていませんね。
船橋駅前の現在の様子(2021年7月撮影)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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