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せたがやさんぽ 番外編

奥沢と自由が丘 番外編

地理的に気になる町「奥沢」をぶらぶらしてみた!

「自由が丘」は誰のもの?

住所は「目黒区自由が丘」です。
住所は「目黒区自由が丘」です。
自由が丘が「目黒区」か「世田谷区」か……こんなことにここまでこだわったウェブサイトがあったでしょうか。それもこのコーナーが『せたがやさんぽ 番外編』なんて名前であり、このウェブサイトが世田谷の地域情報サイトであるからに他ならないのですが、こんなことばかり考えながら散歩していると、大変興味深いことを発見してしまいました。

自由が丘駅から徒歩すぐの「グリーンストリート」のヒミツ

あの有名な「自由が丘スイーツフォレスト」がある自由が丘駅の南口側に「グリーンストリート」と呼ばれる通りがあります。ベンチが設置された休憩もできる広いスペースを挟んで、両側に歩行用スペースがあるという珍しいかたちのこの通りは正式には「九品仏川緑道(くほんぶつがわりょくどう)」といい、自由が丘と九品仏を結んでいます。ユニクロや無印良品、フランフランなどの大きなお店だけでなく、自由が丘らしいお洒落なセレクトショップなども並ぶ、歩いているだけで楽しい通りとなっています。
ところで何の変哲もない上の写真ですが、重大な秘密が隠されているのです……それは……!
なんとこの「グリーンストリート」、中心を境に世田谷区と目黒区に分かれているんです!……なんだそんなことかと思われてしまいそうですが、一つの大きな通りでこれほどまで見事に真っ二つになっているといろいろ大変なことも多いのではないかと妙に勘ぐってしまいます。たとえばゴミの分別とか、申請関係とか……まったく余計な心配ではあるのですが。

左と右でこんな違いも。

管轄している自治体が違うとこんなこともあるみたいです。「グリーンストリート」の世田谷区側と目黒区側では、石畳の敷き方に若干の違いが見られました。この通りは広いこともあって放置自転車問題が深刻なようですが、放置禁止区域の表示にも微妙な違いがあって興味深いです。このあたりは区によって違うんですね。この他にも目黒区と世田谷区の両警察署が連名で注意喚起している看板なんかもありました。ということで……

【勝手に結論】「自由が丘」はみんなのもの。

筆者を悩ませて仕方なかった「自由が丘」は誰のもの問題ですが、目黒区と世田谷区の2つの区がそれぞれの立場から大切にしてるんだろうという結論で終えようと思います。住所が「自由が丘」じゃなくたって、自由が丘を名乗ってもいいじゃない!

2015/02/13