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突撃!シニアライフの現在

自分の身体を守るのは自分自身! 「予防」のススメ

2015年6月、二子玉川に“ケアコンディショニングルーム”がオープンします。開院への想いを聞いてきました!


『突撃!シニアライフの現在』は、一歩進んだイマドキのシニアライフスタイルを提案するコーナーです。

いまや街のいたるところで「マッサージ」「揉みほぐし」などの文面を目にするようになりました。
整体やマッサージ、整骨院や鍼灸院に通っていらっしゃる方は多いでしょう。
しかし、「悪くなるたびに通う」というのはどうにも悪循環な気がしませんか?

そんな悩みを解消できるかもしれないケアコンディショニングルームなるものが二子玉川にオープンするんです。
そこで、開業する外崎生才(とのさき ふとし)さんにお話を伺ってきました!

世の中には間違った情報があふれている!?

――さっそくですが、“ケアコンディショニングルーム”とは一体どんな施設なのでしょうか?

簡単に言うと、身体のことならなんでも解決できるようなところを目指しています。僕はこれまで理学療法士としてクリニックなどで働いてきましたが、「どこか悪くなってから病院に来る」という患者さんの姿勢にずっと疑問を抱いていました。身体が悪くならないのが一番なのに、整体やマッサージでなんとなく気持ちよくなった気分になる、というのはどこかおかしいと思っていたんです。だから、僕がこの“ケアコンディショニングルーム”で一番伝えたいのは「悪くならないように予防をしましょう」ということなんです。今の自分が将来の自分の身体のためになにができるのか、というと「予防」なんですよね。正しい立ち方・座り方などの日常生活の中で気をつけられる部分のレクチャーから、本格的に身体を鍛えたい人のためのトレーニングまで、これまでに培ってきたさまざまな知識をいかして、それぞれの人に合ったコンディショニングをしていきたいと思っています。
――何か一つの方法で治すというより、あくまでその人に合った方法を提案するというイメージなんですね。
施術の様子
施術の様子
そうですね。何か一つとなると、どうしても偏りが生じてしまいます。たとえば、きれいな歩き方として一本線の上を歩くようなモデル歩きがメディアで取り上げられることがありますが、あれはモデルの人が綺麗に歩いているように見せるための歩き方であって、必ずしも身体にとって良い歩き方とはいえません。テレビや雑誌で取り上げられているからといって、誰もがその方法に合うとは限らないわけです。これまでに僕が診てきた患者さんの中にも、その人には合っていない健康法を続けていた人がいらっしゃいました。「もっと正しい情報を知ってほしい。それぞれの人に合ったコンディショニングを提案したい!」……そんな気持ちで、自分の店を持つことに決めたんです。

それぞれの人に合ったコンディショニングを。

――人に合わせたコンディショニングとはどのようなことなのでしょうか?
ジュニアアスリートのトレーニング経験もあります。
ジュニアアスリートのトレーニング経験もあります。
まず「身体の問題」と一口にいっても、年齢や性別、周りの環境などによって、どんな問題があってどんな解決を求めているのかということは人によって異なります。およそではありますが、30~40代の方々は日々忙しくしていらっしゃって「“今”の不調をなんとかしたい」という気持ちでいる方が多いです。そういった方は整体やマッサージに行くわけですね。対して60代以上の方々というのは「10年後も自分の足で歩きたい」という思いを持っていらっしゃる方が多いです。予防という観点を意識し始めているから、運動や体操を始めるといった行動につながるのです。どちらも同じ「身体の問題」ですが、きっかけも結果の行動も異なりますよね。さらに個々の事情によって、たとえば膝だったり腰だったり肩だったり、不調があらわれる身体の場所という分け方でも多種多様です。まずはヒアリングから始めて、その人の身体を本当に元気にしてあげるということを目指しています。
――手がける幅がとても広くて、聞いているだけでも大変そうですね。知識量や経験が豊富でないとできなさそうですが……。

理学療法士として、一般的な整形外科からスポーツクリニックまでさまざまな現場で働いてきました。マッサージやストレッチはもちろん、骨盤矯正や姿勢矯正、ダイエット、アスリート向けトレーニングなど、身体に関わることならひと通り経験があります。自分の性格としても、いろいろなことがやりたくなっちゃうんですよね(笑)。先ほどもお話したように、「我慢してどうしようもなくなってから病院に来るなんておかしい」とずっと思っていましたし、僕が教えたことを実践してもらって、「自分でコンディショニングできるようになったから、もう通わなくていいや」となってもらえるのが本当は一番嬉しいんです。営業としては少し困るんですけど、そんなことよりも、一人でも多くの人が自分の手で自分の身体を守ることができるようになるのが理想なんです。

二子玉川で健康意識の高い方々のためのケアコンディショニングルームをオープン!

外崎生才(とのさき ふとし)さん
外崎生才(とのさき ふとし)さん
――6月にオープンするケアコンディショニングルームでは、具体的にどんな施術を受けられるのでしょうか?

患者さんの状況に応じてさまざまなプランを提供しています。個人の方向けのボディコンディショニング、ダイエットコース、リンパマッサージやヘッドマッサージなどご要望に合わせて幅広く用意しています。企業向けのコースというのも用意していて、これは僕がベッドを持って会社に行って、働いている方々の身体をケアするというものです。長時間のデスクワークがあり、忙しくて身体を酷使している……という社員さんは多いので、気軽に使ってほしいですね。「治したい」「良くなりたい」という気持ちがなにより大事ですので、そういった人が心から元気になれるような場所をつくっていきたいと思っています。
ちなみに僕が手がけているいろんな商品に関しては、こちらのページにも詳しく書いているので、見ていただけると嬉しいです。

――本当にさまざまなことをされるんですね。二子玉川は今後の活動拠点となるというイメージでしょうか?

ゆくゆくはご自宅でご自身が能動的に続けていただいて、健康になっていただくというのが理想ではあるのですが、なかなか一人で続けるのは難しいですよね。発破をかけるというわけではないですけど、そういう意味でも使っていただければなと思っています。身体のことってとても身近なことなのに誰も教えてくれません。歩き方とか座り方ってわざわざ習わないですよね。そういう細かな情報まで届けていけるような活動拠点が、今後オープンするケアコンディショニングルームです。地域に密着して、人に寄り添って、みなさんが健康になれるような社会をめざして活動していくので、気軽にご相談いただければ嬉しいですね。

次回予告

外崎さんが二子玉川に開院するケアコンディショニングルームは6月22日オープン予定!
次回の更新では詳しいお店の情報と、外崎さん直伝の『正しい歩き方』についてお届けします。

編集後記

聞き手:O
聞き手:O
さて、『突撃!シニアライフの現在』の第5回はいかがでしたか?
今回お話を伺った外崎さんは北海道出身の方で、東京に出てきてまだ1年なのだそうです。コンディショニングルームをオープンしようと思い立ったのはなんと今年の3月! 凄まじい行動力ですよね。患者さんのことを第一に考え、患者さんの健康のためならなんでもしたくなるという外崎さんになら、安心して任せたくなると思いました。うちの会社でも出張ボディケアやらないかな……(遠い目)。

2015/05/20