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突撃!シニアライフの現在

「パンプキン号」に乗って、まちへ出かけよう!

民間患者移送サービス「パンプキン号」を使えば、安心で快適な外出を楽しむことができます。


『突撃!シニアライフの現在』は、一歩進んだイマドキのシニアライフスタイルを提案するコーナーです。

今回紹介するのは、お身体の調子が悪くなっても自由にお出かけをしたい方にぴったりのサービス。
その名も……「し・あ・わ・せ・は・こ・ぶ パンプキン号」! 気になりますよね?

ということで、活動拠点である駒沢営業所へ取材に行ってきました!

民間患者移送サービス「パンプキン号」とは?

つい目を奪われちゃうでしょ?
つい目を奪われちゃうでしょ?
最寄駅の桜新町駅から駒沢営業所に向かう途中、数台の「パンプキン号」とすれ違いました。あとから聞いたところによると、「パンプキン号」は施設への送迎も行なっているとのことで、ちょうど取材の時間とその送迎の時間が同じ時間帯だったようです。大きな白い車はとっても目立ちますが、側面にはこれまた目立つオレンジ色のカボチャが描かれています。
ちなみにどうして「パンプキン」なのかというと、童話のシンデレラに出てくるカボチャの馬車のように幸せを運ぶ、という説が有力なのだとか。

“民間患者移送サービス”パンプキン号

まちなかでも目立つパンプキン号。そのポップな見た目ゆえに「一度見たことある!」という人も多いのではないでしょうか。しかし、今回お話を伺った社長補佐の高野ミチ子(たかのみちこ)さんによると、「見たことはあっても何のサービスか知らないという人が多いのではないかと思います」とのこと。確かに、見た目のインパクトは抜群なのですが、一体何のためのものなのか、カボチャだけではわからないですよね。
このパンプキン号が乗せているのは、お身体の不自由なお年寄りや障害を持った方たちです。車椅子に乗ったまま、ストレッチャーに寝たままでも乗ることができるのが最大の特徴で、通院や転院から買い物や旅行にまで使うことができます。

広々とした車内

身長150cm強の記者がギリギリ立つことができました。
身長150cm強の記者がギリギリ立つことができました。
パンプキン号には複数の種類があり、それぞれ車椅子を2~3台乗せることが可能です。基本的にはパンプキン号1台に対してドライバー+添乗員の2人1組がスタッフとして同乗するので、安心してお任せできます。
車内を見学させていただいたのですが、これがびっくりするほど広い! 車椅子を3台乗せることのできる一番大きなサイズの車では、身長150cmくらいの記者が背筋を曲げずに立つことができました。それほど広い空間がありながら、ご家族用の椅子もゆったりと設けられていたのにも驚きました。通常の車と同じか、むしろ広いぐらいのスペースがあるので、これならご家族の方も安心して一緒に乗ることができそうです。
車椅子が3台乗る車両も。
車椅子が3台乗る車両も。
ご家族が乗るスペースもきちんと確保されています。
ご家族が乗るスペースもきちんと確保されています。

車椅子からストレッチャーまで、お任せあれ!

車椅子のまま乗ることができます。
車椅子のまま乗ることができます。
車椅子のまま移動できるタクシーのことを「福祉タクシー」といいますが、パンプキン号は車椅子のまま乗れることに加えて、ストレッチャーに寝たままでも乗ることができるのです。とはいえ車椅子やストレッチャーから一度降りて……といったようなことは必要なく、乗ったまま・寝たままで車に乗り込むことができます。

はたらく人たちの思い

パンプキン号で「お花見」?

この「パンプキン号」、先にも述べたように通院や施設への送迎にかぎらず外出にも気軽に使えるのですが、実際のところなかなか知られていません。しかし中にはパンプキン号を使って青山墓地へ毎年お花見に行くご家族もいらっしゃるそうです。やっぱり実際にサービスを「知っている」と「使いやすい」ですよね。そこでこの春、公式に『パンプキン号で行く! 春のお花見ドライブ♪』というイベントが開催されました。「外出にも使えるパンプキン号」ということを知ってもらうために、今後もこういった企画は続けていくのだそうです。

「パンプキン号」をより身近な存在に。

添乗員と運転手が2人1組で対応します。<br>(一番左が高野ミチ子さんです)
添乗員と運転手が2人1組で対応します。
(一番左が高野ミチ子さんです)
実際にイベントに参加することで、パンプキン号の魅力を体感し、もっと気軽に利用してもらいたいという思いが込められています。このようなイベントを機に、これまで動きにくさが原因で外出を諦めていた方やそのご家族も外出の楽しさを再び味わうことができれば、とても素敵ですよね。パンプキン号の新たな取り組みによって、これからまちなかで「パンプキン号」を目にする機会がより増えそうです。
気さくに応じてくださったドライバーのみなさん<br>笑顔が素敵な方々ばかりです。
気さくに応じてくださったドライバーのみなさん
笑顔が素敵な方々ばかりです。
取材中、高野さんを始めとするスタッフの方々の気さくさに驚きました。出入りの激しい事務所は、いつも和気あいあいとした雰囲気に包まれています。旅客用の運送が可能な二種免許を持ったドライバーの方々も、経験豊富な添乗員の方々も、とても優しい方ばかりで、ここになら安心して任せられると感じました。
普段あまり馴染みのない“民間患者移送サービス”という言葉ではありますが、その実は人の暖かみに溢れたサービスなのだということがわかりました!

民間患者移送サービス パンプキン号HP
【お問い合わせ先】 0120-857-365
【予約受付】 午前8時~午後6時(日曜、祝日をのぞく)
【運営会社】 福祉移送サービス株式会社
(本社) 世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズ・オフィス7階
(駒沢営業所) 世田谷区弦巻4-12-12 ニュー東邦101
(四谷営業所) 新宿区四谷4-18-8 四谷シルクコート101


編集後記

記者:O
記者:O
さて、『突撃!シニアライフの現在』の第4回はいかがでしたか?
今回お届けした「民間患者移送サービス」、記者はまったく知りませんでした。通院や転院だけでなく、ちょっとしたお出かけにも使えるということはまだまだ知られていません。イベントなどを通じてもっと存在が知られれば、その名の通り、もっと幸せを運ぶことになるんだろうなぁなんて思いました。
ところで、偶然ではありますが、第2回・3回に引き続き、「桜新町」に取材に行って参りました。もしかするとお洒落なシニアライフを送るなら「桜新町」が狙い目なのかも……?

2015/04/10